2022年は後期高齢者の医療費負担割合増加がおき、地方では人口減に直面していきます。また、最近は開業時からPTを雇用し運動器リハビリを実施している医院も増え、整形外科は「運動器リハビリだけ」では差別化しにくくなっています。本レポートでは新型コロナウイルスの影響が続いた2021年の整形外科業界の振り返り、経営者目線・患者目線・スタッフ・求職者それぞれの目線での整形外科経営の時流、2022年さらにはその先の整形外科経営の展望について解説致します。
後期高齢者の窓口の医療費負担割合増加・診療報酬改定・高齢化の進行・地方の人口減少などのマクロの外部要因の動向を抑えつつ、多くの先生が漫然と抱えていらっしゃる課題感が整理できます。また、既に運動器リハビリテーションを導入し成熟してきた整形外科クリニックの「この先の成長ステップとして何が考えられるのか」という整形外科クリニックの展望に関連して、自院の運営やクリニックとしての在り方を先生が考える際の指針がわかります。