「ピエトロのドレッシング」を利用している方も多いのではないでしょうか。
もともとレストランで提供するサラダに使用していたドレッシングが好評を得て、今では売上のほとんどを占めるようになりました。
その一方で、その成長は伸び悩み、また創業者が急死するというピンチに見舞われました。
創業者のあとを継いで社長に就任した2代目経営者は、創業者の遺したものを大切にしながらも、それだけではない新たな成長の構想を固め、実行に移しています。
合わせて、ピエトロの特筆すべき点は「会社の目指す方向や働く意義を共有し、働く人たちが楽しく仕事に取り組めるような風土づくり」を大切にした人財戦略です。
新入社員は1年2ヶ月に及ぶ、さまざまな研修を行っています。
決して簡単ではないことを粘り強く続ける。
ピエトロが経営において大切にしていることをお感じいただければと思います。
100億企業への道 vol.11 2025年
『定番商品にバリエーションを加え、人財戦略と合わせ大台へ』
株式会社ピエトロ
代表取締役社長
高橋 泰行 氏
目次
■BusinessSummary 定番商品のドレッシングを軸に100億へ
■CompanyHistory スパゲティ専門店の「サラダにかけるドレッシング」が大ヒット
・大切にしているのは「感謝」と「自社だからこそ」
■TurningPoint 創業者の死去と商品ラインナップの強化
■FutureVision これまでの延長ではない、新たな成長の構想
・「世の中にどう役立っているか」を知る長期間の研修
・「よい会社の風土づくり」が一番の成長施策
■Consultant'sComment 独自の価値創造と人財投資で、持続的な成長を追求する
①価値の本質を捉えた「安さを追求する競争」からの脱却
②価値を提供するのは人」徹底した教育による企業文化の醸成
③「感謝」を中心とした独自の企業文化
④カリスマ創業者に頼らない組織づくり