100億円を目指している経営者に向けたレポートシリーズ【100億への道】
コロナウイルスの影響が続いている中、ウクライナ危機が発生し、VUCA時代を象徴するような未来の予測が難しい日々が続いています。
このような状況下ですので、未来に向けた成長戦略を改めて描くことは効果的です。
弊社のコンサルティング実績からの経験則として、従業員100名を境に、持続的な成長を考えると経営課題の多様化が起こります。
これらに対応するためには、「事業」「人事組織」「財務会計」「デジタル」「パーパス」といったテーマ別経営課題を切り離して解決するのではなく、バックキャスティング的に経営課題を網羅した対応をしていくことが、持続的成長の実現には不可欠だと考えております。
本シリーズは「100億企業への道」と題しまして、売上100億円を目指している経営者の方へ特化した内容を当社がコンサルティングをさせて頂いている経営者の方のインタビューを中心に継続的にお送りさせて頂きます。
今後の成長戦略を考えている経営者及び経営幹部の皆様にとっての一つの指針となれば幸いです。
株式会社イートアンドホールディングス
代表取締役会長CEO
文野 直樹 氏
サステナブルなFC展開が未来を拓く
新業態「R Baker」をフランチャイズ(FC)として展開していくにあたり、必要な市場調査やFC加盟店募集の形の整備などを実施、これまでの同社の強い分野「夜業態」以外の「朝業態」開発を支援し、会社の新たなポートフォリオ構築、同社が目指す「新たなFCの形」実現に寄与。「大阪王将」の中国進出を船井総研の中国子会社が全面サポート。海外進出にあたり、ハイブランド展開のための施策を提案し、中国への出店戦略の土台を固めることを実現。
顧客の願い、成し遂げたいこと
新業態「R Baker」は、「心と体においしいパンを。」をコンセプトに、体にやさしい食材を使うパンを提供するベーカリーカフェ。
女性客向けに開発したこの店舗の展開を軌道に乗せていきたい―
今後を見据えて決めた中国市場への進出。日本とはお国柄も商慣習もまったく異なる国でのビジネスを成功させたい―
支援で得られた成果
新業態「R Baker」をフランチャイズ(FC)として展開していくにあたり、必要な市場調査やFC加盟店募集の形の整備などを実施、これまでの同社の強い分野「夜業態」以外の「朝業態」開発を支援し、会社の新たなポートフォリオ構築、同社が目指す「新たなFCの形」実現に寄与した。「大阪王将」の中国進出を船井総研の中国子会社が全面サポート。海外進出にあたり、ハイブランド展開のための施策を提案し、中国への出店戦略の土台を固めることができた。
年商100億、次なるステージを目指す企業に必要な「ブレない姿勢」パーパス経営の実現
新型コロナウイルスは「非日常」から徐々に「日常」へと変わりつつありますが、 物流コストの上昇やそれに伴ういろいろなものの値上げなど、経営を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。 そのような状況下でも、成長を続けている企業は存在します。 そのような企業に共通するのは、会社の存在意義や大切にしたいこと、在り方を徹底して守ること、「ブレない姿勢」を持たれている点です。 企業というのは、規模の拡大や時間の経過に伴い、どうしても創業時の思いや大切にしていることなどが薄れていってしまうものです。 しかし、変わらぬ成長を続ける企業はそれらを弱めることがありません。
ただし、企業の規模や状況に伴い、思いやコンセプトを保ち続けるための方法は変化しています。 船井総合研究所がコンサルティングをさせていただいる中で、 パーパス経営を徹底し、同時に新たな技術・テクノロジーを取り入れることで革新を続け、成長を続けている特に注目して 欲しい企業様の事例と、経営者のインタビューを今回もお届けします。
さらなる成長のためのヒントとしていただければ幸いです。
株式会社物語コーポレーション
代表取締役社長
加藤 央之 氏
会社が大事にする 「おせっかい」をテクノロジーで実現、 顧客満足度アップ
創業以来のコンセプト「おせっかい」を高いレベルで実現するために、人がしなくてもよい仕事をすべて代行する 配膳・運搬ロボットの導入をサポート、省人化による生産性向上だけでなく、スタッフが接客に専念することで顧 客満足度が上昇。ほかにも中国市場への展開にあたり、船井上海が様々な知見を提供し、広範囲にサポート。
船井総研は「一緒に進める」を大事に、多くのものを提供してくれて、 またNOも言ってくれるパートナー
支援で得られた成果
新たな商品・業態など、成長戦略を 支える差別化要素をそのときのニーズ に合わせ船井総研と開発。
近年では配膳・運搬ロボット「 S e r v i ( サービィ)」導入により、顧客満足度向上に貢献。
また中国市場への展開にあたって、船井上海が知見を提供。
「地域一番企業」から「日本の上位1%企業」に成長した企業の経営課題とその解決法とは
「100億企業への道」今回お届けするのは、「普通のお店」から「地域一番企業」へ
そして「日本の上位 1%企業」へ、成長を遂げた企業の当社のコンサルティング事例から会社のステージごとに異なる経営の課題をどのように解決していったのかをお伝えいたします。
経営者ご自身が「どこにでもある店」だったと語る店舗が、業態の転換を通じて「地域の一番店」へと成長していく過程で、クリアすべき点、注力すべきことはその都度異なっていました。
「車の販売」から「カーライフのトータルサービス提供」への事業拡大・転換。
「経営者と1人のコンサルタント」から「経営者チームとコンサルタントチーム」による会議体制の変革。
「自社のみの成長」から「M&Aを活用した他社を巻き込んでの成長」による企業戦略の変革。
企業が大きく飛躍する直前は「今までの延長ではない瞬間」が訪れるものです。
時には、これまでうまくいっていたやり方を否定するような決断も求められます。
100億企業への成長の過程で、経営環境はどのように変化していくのか、そのイメージをつかんでいただく一助になれば幸いです。
さらなる成長のためのヒントとしていただければ幸いです。
株式会社リバティ
代表取締役社長
蓮尾 耕司 氏
売上10億→230億を実現 ステージごとに異なる経営課題を 様々な形で解決
商品、販売方法、出店、人材育成など船井総研が多岐にわたりサポート。「どこにでもある車屋」から「地域の一番店」へ。売上が100億円、200億円と増えるごとに大きく変わる経営課題にその都度様々な形を提案し、実行。M&Aの仲介など、成長のギアを大きく上げるための支援も実施。
「信用できる」と感じ、20年お世話になっています
支援で得られた成果
・中古軽自動車販売のドミナント戦略で売上100億円突破
・後継者も含む幹部、人材育成
・M&A支援による200億円突破
・中古軽自動車販売、ドミナント戦略の次の戦略を提案、さらなる成長をサポート
売上100億を超える源は「地域の全ニーズをカバーする」戦略
人口減少などにより、地方に拠点を置く企業の経営環境は厳しくなっていくことが予想されます。そのような状況下でも、熊本を拠点に毎年110%以上の成長を遂げていて、10年で業績5.3倍、経常利益率も7.1%と同業他社を大きく引き離すシアーズホームグループHD。「その地域の"家を買う"ニーズをすべてカバーする」戦略は、限られた商圏でも成長を続ける力となっています。
同社が一体どのようにして「超地域密着」と言える形を確立したのか、詳しくお伝えします。
また、深いレベルの地域密着をしながらも、さらなる事業拡大を目指して多角化や県外進出を進めるシアーズホームグループHDの姿は、縮小する市場でも大きく成長するためのモデルとなるものです。
売上100億を超える大きな成長のためのヒントを、同社より得ていただければと思います。
株式会社シアーズホームグループHD
代表取締役
丸本文紀 氏
地域密着×多角化経営
10年で業績5倍、年商200億円突破
その強さの秘密は「超地域密着」商圏の「家を買いたい」ニーズを高価格帯から低価格なものまで広範囲にカバーする「松竹梅戦略」と「暗黙知を形式知に」優れた人材育成システム。
商品力×営業力×ブランディングで、圧倒的一番企業に。
BusinessSummary
住宅不動産業界、リフォーム事業などを手掛ける株式会社シアーズホームグループHD。シアーズホームグループの持株会者で、総売上高は約230億円(2020年度)です。本社を置く熊本では、業界1位の売上。さらに現在は近隣の福岡・佐賀・鹿児島エリアへも進出しています。
地域創生への貢献
シアーズホームグループHDは年商の1~2%程度を目安に、利益を地域に還元しています。野球をはじめ、サッカー、バスケットボール、バレーボールの地域チームをスポンサーになって支援しています。同時に企業ブランディングにもつながっており、紹介・口コミでの紹介率向上にも貢献しています。現在、同社の紹介・口コミ経由の受注比率は50%を超えます。
100億を超える成長に必要な「パラダイムシフト」
ヒューベストホールディングは、佐賀県唐津市という人口約12万人の商圏で事業を行い、
地域の有力企業に成長するのと同時に、
新規事業や近隣のより大きな商圏への進出を実現しました。
事業承継、組織再編 や人の採用など、成長のステージごとに生じる課題に向き合い、
解決することで、年商130億円を達成しています。
企業は規模の拡大に伴い「オーナーの所有物」から「公的、パブリックなもの」に変わっていきます。
それはパラダイムシフトと言えるレベルの大きな変化で、成長痛のようなものもありますが、
そのステージに達すると協力してくれる人も増え、成長は加速していきます。
小さな中古車販売業が地元の有力企業へ成長し、
新たな事業でより大きな商圏へと進出した軌跡と、
さらなる拡大を目指す事業展望についてお届けします。
ヒューベストホールディング株式会社
代表取締役会長
岡野俊治 氏
新規事業&新卒採用で他県進出、売上130億円
小さな商圏で大きくシェアを獲得し、大きな商圏に進出。
業容の拡大に伴い新卒採用を強化し、グループ全体で30人以上が入社し、離職率は5%。
「店長、社長になりたい」若い力が会社の成長を力強くけん引。
支援で得られた成果
・中古車販売事業の成長 グループ全体売上100 億円突破
・事業多角化( M&A含む)、新規事業立ち上げと収益化
・後継者育成、さらなる成長の組織構築
・新卒採用の制度構築、学生の人気企業に