経営理念、ビジョンと評価制度を連動
評価制度の導入・改定の目的や理由は会社(経営者)と社員が共通の理念やビジョンに向かって成長していくためです。この理念やビジョンを策定しないままに評価制度を導入しようとすると、「給与を下げられてしまうのではないか」「会社の経営は苦しいのか」「ガチガチに管理されてしまうのではないか」といった気持ちが芽生えてしまいます。だからこそ、経営理念、ビジョンと評価制度の連動が重要なのです。
社員の役割・ミッション・KPIの設定
全社員が向かっていける目標設定と目標にあわせた評価基準が設計されていることがポイント。各社員別に役職・役割・給与を一緒に考えてあげる企業風土をつくり、評価制度の中で反映させることで社員が自ら成長していける「自律型人財」を育成することができます。
インセンティブのウエイトが高い給与制度は長続きしない
余裕があれば、何かしたらインセンティブを出すという仕組みではなく、役割責任以上の成果に対して支給します。また、新たな取り組みに対する初期動機付けとして支給。「今だけ」「お金だけ」とった考えを排除し、会社として目指す方向への行動に対して評価する仕組みにします。
定性(行動)評価と業績(数値)評価の明示
どのような考え方で、どのような行動を取れば業績が上がり、評価が上がり、給与が上がるのかを評価シートで明示するこが必須です。将来、どの程度の給料になるのかのイメージができれば、会社の信頼度アップ、優秀な社員の定着につながります。
幹部社員に権限を委譲する
幹部社員のマネジメント能力が頼りない場合、「危機感の欠如」が最大の原因です。今の働き方に甘んじているか、部下を育てる気が無いかのどちらかです。だからこそ、社長が決めていた部下の給与を、幹部社員に決定権を委譲して教育・訓練します。決定した給与の説明や評価のフィードバックも幹部社員に任せることで、幹部社員のマネジメント能力は向上します。
もともとは大手ハウスメーカー等の下請けがメインだったものを、船井総研さんとのお付き合いで今では元請けがメインになりました。また、水まわり専門の業態を進めるうえで必要なショールーム展開にあわせて、新卒採用も本格化。新卒で入って来てくれる若い社員にも、自分自身の将来ビジョン、キャリアプランをしっかり持って仕事に取り組んでもらっています。おかげさまで、社員の定着率も高く安定しています。
株式会社嶋澤啓工務店 代表取締役 嶋澤徹氏
実は数年前に船井総研さんに協力してもらい、評価制度は構築&導入していましたが、現状の仕事の進め方と制度がミスマッチになってきたので、今回相談しリニューアルしました。弊社は若手とチームリーダーの2名チームでの営業スタイルを取っています。もちろん個人数字も持ちますが、チームリーダーにはメンバー(部下)との同行や育成、数字創りにも責任を持ってもらっています。
環境開発株式会社 代表取締役 有村信一氏
弊社は新築住宅に始まり、不動産仲介、おそうじ本舗、カフェ&雑貨と家にまつわる様々な業態を展開しています。当然、仕事の進め方はそれぞれ違うのですが、同じホールディングスとして共通の評価基準、社員が納得する給与制度を構築することが急務でした。セミナーに参加しその場で支援頂くことを決定し、構築に取り組みました。同じホールディングスの社員としても共通の理念等をメッセージとして伝えることができ、社員のモチベーションも上がったようです。
ヤマタホールディングス株式会社 代表取締役 山田雄作氏
第1講座 | 評価賃金制度の導入で業績、社員の質量ともにアップ! 株式会社陽だまり工房 代表取締役社長 菊池大助 氏 |
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第2講座 | 株式会社陽だまり工房様から学ぶ評価制度 株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント 仲本 大介 |
第3講座 | 賃金制度 株式会社船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント 生田目 吉章 |
第4講座 | 本日のまとめ・明日から取組むこと 株式会社船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント 生田目 吉章 |
申し込みに関する問い合わせ◆指田
内容に関する問い合わせ◆仲本
お問い合わせ電話番号:0120-964-000(平日9:30~17:30)
リフォーム産業新聞で2018年度も岩手県No.1に選ばれた「陽だまり工房」様は1953年創業。当初は金物屋、その後屋根・葺き替えやサッシ交換を専門としてきましたが、お客様の要望によりリフォーム全般を扱うようになる。売上高も2011年度は6億円でしたが、2013年度には評価賃金制度を導入、新卒の積極採用とあわせて多店舗展開を加速。現在では8店舗18億円にまで急拡大!新卒採用も10名規模にまで成長し、今は組織のレベルアップや教育体制の強化、エリアマネージャー・店長・工務などの育成に力を入れている。
船井流即時業績向上の経営トータル支援業務に一貫して携わる。営業、ショールーム展開、評価賃金制度など住宅リフォーム業界の営業戦略、組織戦略集客手法、店舗開発には定評があり、豊富な経験を基に多くの成功事例を残している。現場にとことんこだわる姿勢は、経営者からの信頼が厚い。“仕事は楽しく成果を出す”をモットーに船井流マーケティング・マネジメントの真髄を実践している、現場密着実務派コンサルタントである。
船井総研入社後、営業現場の業績アップ手
法開発、営業マン教育等に携わってきた。
現在はリフォーム業、専門工事業、建設・建築業、不動産仲介業、ガスエネルギー業を中心にビジネスモデル導入を柱とした経営革新戦略に取り組んでおり、多くの企業から支持を得ている。主なコンサルティングテーマは賃金・評価制度導入、リフォーム事業新規導入、および活性化、CRM導入、OB顧客固定化プログラム導入、営業マン・幹部社員スキルアップ研修プログラムなど。